「第三者機関」について改めて考える(特定秘密保護法)

特定秘密保護法が2013年12月6日に成立しました。 成立直前になって、政府からさまざまな「チェック機関」を作るとの提案がなされています。 正直、よくわからない部分もある(政府の説明が足りてない)のですが、いま分かる範囲で、どういった組織が作られそうなのか、その問題点はどうなのかをまとめておきたいと思います。 これまで第三…

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特定秘密保護法成立後の課題

特定秘密保護法案が12月6日に参議院で可決されて成立しました。 本ブログでは、公文書管理制度の視点から、この法案が非常に不備だらけであることを指摘してきました。 以前のブログと記述がかぶりますが、改めて反対理由を簡潔に書き、その上で今後どう考えるべきか指摘したいと思います。 そもそも国家が存在する以上、「秘密」は存在し…

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特定秘密保護法案論説まとめ

特定秘密保護法案について、公文書管理制度の視点から解説をかなり書いてきました。 ただ、本数が多くなってきましたし、ダブることは書いてこなかったので、どの記事を見れば何が読めるかを整理したいと思います。 私の基本的な立場は、秘密を管理するための統一的なしくみは必要、だが今回の法案は不備だらけで話にならないので反対、というもの。 …

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大臣は「特定秘密」関連の政策をどうやって精査するのか(特定秘密保護法案)

特定秘密保護法案でずっと気になっていることがある。 それは、この法律が施行されたときに、「特定秘密」に関わる政策を大臣はいったいどうやって精査するのかということ。 「特定秘密」を扱えるのは、法案11条によれば、「適性評価」を合格した者に原則限られる。 「適性評価」の該当者は、国家公務員、都道府県警察官と「物件の製造・役務の提供…

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